以前面白いけどネーミングがインパクトありすぎてで出オチ的な印象を与えるために中々売れないのではないかと思っていた「霜降り明星」が2018年のM-1を制した。

一方、応援していた「かまいたち」は惜しくもファイナル進出を逃した。二年越しで笑いとは何かという問いを審査員に突き付けた「ジャルジャル」、優勝大本命の「和牛」と優勝するほどの勢いのある「霜降り」が相手ではついてなかったと思ってあきらめるしかないのかもしれない。KOC優勝してるしいいかなという配慮が審査員になかったとはいえないのではないか。

このかまいたちのM-1ネタ、コンビニの「ポイントカード」なのだが、タイムマシンで昔に一回だけ戻れるなら何する、と聞かれて10年以上前に勧誘されたときに断って以来、作って来なかったポイントカードを最初の勧誘時に戻って作りたいというボケを中心に展開するネタである。

ネタや漫才そのものの出来を評価するのは恐れ多いのだが、このポイントカードにまつわる心情が経済学にいう「サンクコスト効果」をうまく使ったネタだということに気づいたときはうれしかった。今ポイントカード作ると今まで10年間も作るのを断ってきた分損しちゃうみたいな気分になるし、もう今更作れないーこの心理がサンクコスト効果。

ちなみに経済学的に正しく行動するならすでに済んでしまったことはどうせ取り返せないのだから無視するのがよろしいという話である。これに対し今までつぎ込んできた努力や時間、お金などを考えるともったいなくてやめるくらいなら死んでしまう・・・というのが普通の心情。

ほかのネタも経済学的に分析しようかなと思ったけど難しかった。実力をつけて次のM-1までにチャレンジしたい。