コンサルの王者マッキンゼーのPodCastより。無難な内容ではあるがよくまとまっている。

1. デジタルアナリティクスストラテジーをコーポレートストラテジーに組み入れる。
2. デジタルアナリティクスによる潜在的収益機会とリスクを明らかにする。
3. 年次予算を超えた中長期的投資としてデジタル化によるROIの重要性を考察する。
4. CIOがシステムを担当し、CFOは経費を管理するという時代は終わった。CFOはデジタルトランスフォーメーションのプロジェクトに深くかかわらなくてはならない。
5. 投資家へのよりよい説明。
6. クラウドベースの会計システムやロボティックスによるプロセス自動化などファイナンス部門のデジタル化の検討。

また、システム導入に際してはテクノロジーに詳しいシニアリーダーとビジネスに詳しいテクノロジストの組み合わせが必要だが社内にそのようなリソースを見つけるのは大抵難しいとあったがその通りである。現在機能している縦割り型の営業x管理部門という組織にいる限りだとそういった余計なスキルを身に着けるのは評価につながらず無駄だからだ。

この点、来るべきデジタルアナリティクスに対応するために組織そのものを見直す時期に入っているのかとも思ったのだが、実はPodCastで触れられている事例は銀行での与信審査、リテールの出退店判断などビジネス全体のデジタルアナリティクスが必須という文脈で挙げられている割にしょぼい印象を受ける。要するに上で挙げられている6つのうち2.が全てというか一番難しく、実態としてクリアーにならないケースがほとんどなのではないか。

大量データ分析はビジネスにさまざまな示唆を与えるもので経営管理部門としては大変興味をそそられるものであるが、集まったデータを正しく解釈しそれにあった打ち手を出してマネタイズするというところまでやり切るには途方もないコスト(時間も費用も)がかかる。デジタル化にやたらとお金をかけるのではなく、個別案件に効くツールの一つと考えて費用対効果を検討してもいいのかもしれない。