現在日系企業が最近買収した米国企業に派遣され、管理系のPMI(Post Merger Integration、企業買収後の統合作業)を担当している。カバーする業務範囲は大まかに言って以下の1.~5.に分類できる。

1. 営業結果や財務レポートの作成支援
2. 上場会社グループとして必要なガバナンス制度の整備
3. 内部監査の実行
4. 出向契約などの整備
5. 業務系システム統合のサポート

書いてみるとパッケージさえしっかり準備できていればリモートでもやれそうなものばかりでややがっかりするのだが、派遣元の日系企業が米国企業を買収したのが初めてであったため、実際には作業項目 0.としてスコープオブワークの設定とでもいうべき上の1.~5.の業務範囲・枠組みそのものを決める業務がありそれが中々時間を要した。採用プロセスで私のミッションは何でどうしたら評価されるのですか?と質問したがあまり明確な答えがなかったことから予想できたことであるので文句は言えない。

元々全ての資料が日本語ベースであるため、日英のニュアンスや会計制度の違いも含めテンプレの英語化にも意外と時間がとられた。

あと特殊事情としては買収される前から通常の営業を行っている買収対象企業のCFO(Chief Financial Officer)やController(経理部長)を買収後もキープすることになっていたため、一からシステムを学ぶ必要がないことによる楽さと、うまく進まないときに間接的にしか動けないというジレンマを抱えることになる。隔靴掻痒の感は否めない。

買収前にプレゼンされたバラ色の事業計画に比べると、買収後は色々な事情が発覚して残念ながら当初の想定をはるかに下回る業績で推移しており、しばらく様子を見ていた派遣元も管理なんかよりは業績どうにかしろや減損リスクどうすんねんという感じでせっかく定めた上記業務内容の見直しをさっそく迫られている状況である。未経験の業界で未経験のセールスやマーケティングに口出ししても現場にウザがられるのが関の山なのでどうすればうまく派遣先の業績に貢献できるか思案する日々である。